「順序逆なら違う結果も」 夫公判の裁判員男性 2歳長男虐待死(産経新聞)

 「この証言を聞いていれば、判断は180度とは言わないまでも、90度は変わる」。共犯の夫の公判で裁判員を務めた後、菅野理香被告の公判を傍聴した裁判員経験者の男性は、こう感想を漏らした。

 菅野被告の公判で弁護側は「夫の暴力を恐れ、虐待を止められなかった」と主張し、検察側はそれを否定した。菅野被告が夫を恐れていたかどうかは、情状面での争点となった。

 しかし、夫の公判で「暴力」は検察、弁護側ともにまったく触れなかった。夫の量刑を判断する上で“重要なポイント”が隠された形となった。男性は菅野被告の判決で求刑懲役10年に対し、懲役7年と軽減されたことに理解を示した。その上で「公判の順序が逆だったら、違った結果になっていたかもしれない」と疑問を呈した。

 裁判員裁判での分離公判の難しさも浮かぶ。

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死傷者も出た「春の嵐」 ネット内にも吹き荒れる??(J-CASTニュース)

 春の嵐が全国で吹き荒れた。交通機関が大きく乱れただけでなく、強風が原因とみられる事故で死者も出た。2010年3月21日も強風は続き、甲子園球場であった選抜高校野球大会の開会式で予定されていた仕掛け花火が中止になった。インターネットでも「風」に関する話題が吹き荒れている。

 3月20日には、千葉市で38.1メートル、東京都江戸川区で35.2メートルの最大瞬間風速を観測するなど、全国的に強風に見舞われた。空の便では、日本航空66便と全日空34便が欠航して計約1万5300人に影響が出た。鉄道ダイヤも、一部区間の運転見合わせなどで混乱した。

■強風下の野焼きで3人死亡

 同20日午前には、静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で、野焼き作業を行っていた、いずれも30代の住民男性3人が炎に巻き込まれた。3人は全身にやけどを負い、搬送先の病院で死亡が確認された。静岡地方気象台によると、御殿場市内では同午前、平均7〜8メートルの風が吹き、9時47分に最大瞬間風速16.4メートルを観測した。死亡した住民の中には、強風の中で野焼きを実施することに対し、出かける際に家族へ不安をもらしていた人もいたという。

 また、同20日13時頃には、北九州市小倉北区の無人有料駐車場で女性が首から血を流して倒れているのが見つかった。警察では、強風で料金支払機の屋根が壊れ、女性の首を直撃したとみて調べている。

 強風は21日も続いた。早朝の4時ごろ、京都市南区の高速道建設現場で、突風のため作業足場(高さ約17メートル)2基が倒れ電柱にあたった。この影響で周辺約200世帯に最大4時間の停電被害が出た。

■アグネス・藤あや子もブログ書き込み

 こうした混乱について、芸能人を含め多くの人がインターネットで現況を報告した。歌手のアグネス・チャンさんは3月21日、飛行機で広島に行くはずだったが、欠航便が出たので新幹線に切り替えた。4時間もかかるが、講演会には間に合いそうだとした。

 演歌歌手の藤あや子さんも飛行機で札幌に行く予定だったが、「羽田空港は 大変な事になっておりました」と21日のブログに書いた。結局、1時間遅れで搭乗し、なんとか予定に間に合いそうだとホッとしている。ほかに歌手の泉谷しげるさんが、強風にまつわる思い出話を書いてもいる。

 多くの個人ブロガーも強風に触れていた。「ちょっと怖かったわ。災害保険って、暴風対象だっけ?とか考えましたよ」「昨晩の雨と暴風の影響でものすごい風と濁りに加え黄砂で視界も最悪でした」といった報告が、多数見受けられた。中には、「今日は暴風警報の為イベントが中止になってとても、とても残念でした」という人もいた。

 多くのブログから話題のキーワードを探る「kizashi.jp」をみると、3月15〜21日に語られた「強風」は6669件、「暴風」は1431件に急増していた。「注目ワード」では21日に「竜巻注意報」が9位にランクインした。

 気象庁によると、3月20日に急速に発達した低気圧が日本海を北東へ進んだことが広い範囲に荒天をもたらした要因だ。21日夕にかけ、暴風や高波、落雷や竜巻の恐れがあるとして、警戒を呼びかけている。


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10年度予算、24日成立=政治主導法案審議入りへ(時事通信)

 週明けの国会は、2010年度予算案が24日の参院本会議で成立する見通しだ。予算成立を受け、民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた政策の実現に全力を挙げる方針で、子ども手当支給法案と高校授業料無償化法案も早ければ26日に成立する見込み。国家戦略室の「局」昇格などを柱とする政治主導確立法案は25日にも衆院本会議で審議入りさせ、今国会での成立を目指す。
 参院予算委員会は23日、鳩山由紀夫首相が出席して、「外交・防衛」をテーマに集中審議を実施する。与党は24日午前に締めくくり質疑を行い、引き続き予算案を採決。ガソリン税暫定税率の水準維持や、たばこ税率引き上げなどを盛り込んだ税制改正法案など予算関連法案とあわせて、同日午後の参院本会議で可決、成立させる日程を描いている。
 自民党は18日の参院予算委理事懇談会で採決について回答を留保したが、世論の批判を考慮して審議引き延ばしはせず、24日採決に応じる方向だ。
 一方、与党は政治主導確立法案を25日にも衆院本会議で首相出席の下、趣旨説明と質疑を行い、審議入りさせる方針。官僚による国会答弁を制限する国会改革関連法案も、衆院議会制度協議会の早期開催を呼び掛け、民主党案を提示して野党の理解を得た上で審議入りしたい考えだ。 

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<愛知冷凍乳児>2児の母同じ DNA鑑定で可能性(毎日新聞)

 愛知県岡崎市のスーパーで冷凍された乳児の2遺体が見つかった事件で、県警がDNA鑑定を行った結果、2児は同じ母親から生まれた可能性が高いことが捜査関係者への取材で分かった。県警は母親が処理に困って遺体を遺棄したとみて、死体遺棄容疑で捜査している。

 捜査関係者によると、県警のDNA鑑定で2遺体の遺伝子配列の一部が一致。同じ母親の子供である可能性が高いとみられるという。

 2遺体はほぼ成熟児の女児と妊娠9カ月の男児で、県警はいずれも生後まもなく死亡し、その直後に冷凍されたとみており、2遺体が冷凍された時期は少なくとも1年以上離れていたとみられる。県警は引き続き分析を行い、死亡時期や死因の特定などを進める。

 2遺体はいずれもへその緒がついた状態で、同市指定ごみ袋やスーパーのレジ袋などに何重にもくるまれていた。【福島祥】

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愛子さまご欠席 東宮大夫の会見一問一答(下)(産経新聞)

 野村一成東宮大夫は5日の定例記者会見で、敬宮愛子さまについて、次のように述べた。

 −−宮さまは通学されたいという気持ちがあるというが、今休んでいるのは宮さまのご意志か

 野村東宮大夫 調べた結果となりますと、ご両親としても、そういう形で通学させるというのは、考えられるのではないでしょうか。今週始めに、何時限目かだけ、宮さまは通学したいという気持ちがあって、しかし不安感も強い。そういうなかで、ご両親のほうは、なんとか通学できないかということで、進めておられたが、全体像がよくわかったのが、今週の半ばくらい。それ以降は、ご両親のほうとしても、通学については慎重に考えておられるのではないか。これは推測ですが

 −−これは、不安感の原因を調べた結果、わかったことなのか、宮さまから訴えが具体的にあってわかったことなのか

 野村東宮大夫 ご本人のお話は当然あるわけですし、調べるときには、学校とも話す。総合的な話を踏まえたうえで、学校の了解をとって話している。私がこういうことを話していることは学校は了解している。

 −−学校に対して、申し入れは

 野村東宮大夫 もちろん、そういうことは。早速に対応策を講じ始めているというし、そういうものをふまえて、考えてもらっている

 −−対応策の具体的な内容は

 野村東宮大夫 話すべきではない。

 −−乱暴なふるまいは、いつから、愛子さまを含め児童たちにあったのか

 野村東宮大夫 学校が把握する話だ

 −−不安感といっても、漠としているが、どう理解すればいいのか

 野村東宮大夫 この言葉が一番かと。通学に際しての不安感となると、ほかにいいようがない

 −−世間一般でいういじめが学習院初等科でおきてるということか

 野村東宮大夫 いじめは特定の人に対して行われていること。他の児童にも行われているので、そういうカテゴリーに入らないのではないか

 −−これは初めて認知されたことか

 野村東宮大夫 全く(初めて)。私だけではないと思う

 −−腹痛と不安感というが、腹痛は不安感からくるものか

 野村東宮大夫 おそらく関連があるのではないか。推測ですが

 −−来週からはどうか

 野村東宮大夫 対応策を講じているというから、それは、不安感の対象の状況がどういう風になるかによる

 −−愛子さまの症状があって、宮内庁の方から問い合わせた結果、学校が対応策を講じたということか

 野村東宮大夫 学校がどの程度把握していたのかは、わかりません

 −−今も腹痛は

 野村東宮大夫 通学していないわけですから

 −−学校側の対応策は週明けに回答があるのか

 野村東宮大夫 対応策をとり始めているといった

 −−子供同士あやまるとか、保護者を呼んで説明するとか、学校ではそういうやりとりが今日あるのか

 野村東宮大夫 学校の中のことは申し上げることはない

 −−学校に行かれたのは、月曜なのか

 野村東宮大夫 火曜日だった。火曜日の何時間目かに行かれた

 −−不安感を訴えたのは月曜日か

 野村東宮大夫 ご両親のほうは行くという方向だった。宮さまは行きたいと申していたから、1時間だけでもということでお出ましになった

 −−両殿下はどのように受け止められているのか

 野村東宮大夫 早く通学に際しての不安感というのをなくすという方向で、宮さまに話をされるという気持ちではないか。これは対応策がどうなるか。学年末でもあるし、宮さまには、ご通学したいというお気持ちがある

 −−新年度、3年生に進級されたときに、クラス替えはあるのか

 野村東宮大夫 予定されているようです

 −−来週は通常の授業か

 野村東宮大夫 実質的な授業は木曜まで。終業式は3月16日

 −−学校からの報告は今日あるのか

 野村東宮大夫 そういう形式的なものではなくて、連絡を取り合いながら。この話は宮さま一人の話ではない。宮さまのご様子ということで、慎重に言葉を選んでいる。他のお子さんにもかかわることだ

 −−乱暴を受けた他のお子さんは女の子ばかりか

 野村東宮大夫 わかりません

 −−来週月曜以降、通学のめどは立っているのか

 野村東宮大夫 私の目には、めどは立っていない。こういうことが判明するまでは、ご両親は「行きなさい、行きなさい」だったでしょうが、慎重になっているのではないか。これは私の拝察ですが

 −−皇室の東宮のお子さんが、乱暴なことを受けるとか、学校教育の場で乱暴する人がいるという学校環境というのは、これまでには考えられなかったこと。ここまできているのかという印象がある。東宮大夫として、どう受け止めているのか

 野村東宮大夫 言葉を慎重に選ばなければならないが、悲しい感じがします

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「マチュピチュ」のような棚田=島根県吉賀町〔地域〕(時事通信)

 島根県吉賀町の棚田(たなだ)は、農林水産省の「日本の棚田百選」に認定されている。山奥の高地にあり、昔からの石垣だけで組まれた棚田はペルーの山岳地帯にあるインカ時代の遺跡「マチュピチュ」を連想させる。
 地元に残る古文書「吉賀記」によると、この棚田は約600年前に開拓され、それ以降、度重なる補修や積み直しを経て、現在まで引き継がれてきているという。 

原発利用を明記=温暖化対策法案に−鳩山首相(時事通信)
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<鳩山首相>公務員の労働基本権 11年から導入(毎日新聞)
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介護業界、厳しい春闘…待遇改善・賃上げ国頼み(読売新聞)

 景気低迷で主要な労組が今春闘の賃金改善要求を見送る中、約5万8000人が加盟する職業別労組「日本介護クラフトユニオン」(NCCU)は、月給1万円以上の賃上げなどを求めて交渉している。

 低賃金にあえぐ業界にとって、待遇改善は喫緊の課題。だが、国が決める介護報酬に経営が左右される特殊事情から、「大幅な賃上げは困難」と悲観的な声が労使双方から出ている。

 「30代半ば。ラストチャンスと思った」。首都圏の訪問介護事業所で働く男性(34)は昨年、上司に内緒で公務員の中途採用試験を受けた。結果は不採用だったが、「介護の仕事では暮らしが安定しない」と転職を目指した理由を語る。

 男性は、約250人の訪問介護サービスを担当する営業所の所長。約20人いる介護士の訪問先手配や利用者の苦情対応を担う。携帯電話は利用者からの問い合わせで昼夜鳴る。妻と長女の3人家族で、月給は手取り約21万円。ローン返済などを差し引くと、手元にはわずかなお金しか残らない。

 財団法人「介護労働安定センター」によると、介護労働者の平均賃金は月約21万円で、全産業平均(約29万円)を大きく下回る。

 男性は、NCCU分会の書記長として経営側と交渉する立場でもあり、NCCUの要求「月給制で1万円以上、時給制で60円以上の賃上げ」を経営側に示した。だが、所長として経営の苦しさも知っているだけに「介護報酬頼みの経営は不安定。大幅な賃上げは期待できない」と語る。

 中小の事業所では、要求に対する回答さえ得られない労組もある上、そもそも労組がない事業所も多い。NCCUの組合員は全介護労働者の5%以下だ。

 ある経営者は「賃上げを統一要求すること自体、現実離れしている」と話し、労組幹部は「春闘要求は、他産業との格差是正を段階的に図るため、労使一体で国に介護報酬増を求めるスローガン的な意味合いが強い」と打ち明ける。

 民主党政権は、介護労働者の平均賃金4万円増を公約に掲げてきた。政府は昨年10月、待遇改善を行った介護事業者に交付金を支給する自民党政権時代から計画されていた新制度をスタート。正職員換算で1人月1万5000円の賃上げに相当する補正予算を組んだが、看護師や事務職が対象外となるなど、現場には不公平感が残る。4万円増についてはまだ具体化していない。NCCUの河原四良会長は「結局は、介護報酬アップなど、すべての労働者の待遇改善につながる国の政策が必要」と訴える。介護報酬 介護保険制度で定められた介護サービスの公定価格で、訪問介護や通所介護などサービスの種類ごとに決められている。報酬額の9割は保険料と税から支払われ、残り1割を利用者が負担する。3年に一度見直され、2000年の制度開始後、03、06年と引き下げられたが、昨年4月の改定では3%引き上げられた。

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坂出3人殺害、遺族が介護資格…「人の助けに」(読売新聞)

 香川県坂出市で2007年11月、幼い姉妹とその祖母が殺害された事件の遺族の山下清さん(45)が、ホームヘルパー2級の資格を取得した。

 自身も深い心の傷が癒えないが、事件のショックで体調がすぐれない妻、佐智子さん(36)を支えたいのと、事件直後、多くの人に支えてもらった恩返しをしたい思いから奮起。資格を生かして、「困っている人の助けになりたい」と介護タクシーの乗務員を目指すという。

 事件では、山下さんの長女、茜(あかね)ちゃん(当時5歳)、次女の彩菜(あやな)ちゃん(同3歳)、義母の三浦啓子さん(同58歳)が犠牲になった。山下さんはトラック運転手を10年以上務めたが、三女出産後から体調が思わしくない佐智子さんのため、07年夏に仕事を辞め、家族の身の回りの世話をしている。

 子どもの前で笑顔を絶やさなかった佐智子さんは事件後、「娘と母を守れなかった」と自責の念にかられた。一時は体重が10キロ以上減り、1人で歩くことすらできなくなった。

 「妻を元気づけたい」。そう思った山下さんは昨年夏、ヘルパーの資格を取得しようと決心。8月から3か月間、坂出市内の介護事業所に週1回通った。「勉強は苦手」だが、1日約6時間、テキストと格闘しながら受講。老人ホームや訪問介護の実習では、お年寄りの相談相手になった。

 事件直後、周りの人たちに話を聞いてもらい、気持ちが安らいだ体験がある。多くのお年寄りから、「あんたと話していたら元気がでる」と慕われ、「自分も人の力になれるんだ」と自信が持てたという。

 昨年11月、自宅にヘルパーの資格証明書と、訪問介護の際に提示する免許証が届いた。娘たちの位牌(いはい)の前で「父ちゃん、頑張るけんな」と報告すると、佐智子さんの顔に笑みが浮かんだ。

 ヘルパー2級の資格があると、福祉施設への就職が有利という。大型2種免許も生かし、今、お年寄りたちのために介護タクシーを運転したいと考えている。職探しの真っ最中だが、「家族が強く前向きに生きることが、天国の3人の供養になる」と信じている。

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